メンタルコーチングの資格とメンタルトレーナーとの違い

カウンセリングとメンタルトレーニングとコーチングには明確な違いがあります。

メンタルコーチ、メンタルトレーナー、コーチング心理士などそれぞれ職業も違えば、実際のアプローチ方法も違ってきます。

メンタルコーチの資格について解説をしていきますが、もしかしたらあなたが目指しているのは別の職業かもしれません。

似ている職業についても解説していきながら、メンタルコーチになるにはどうしたら良いのかを解説していきます。

目次

メンタルコーチ、メンタルトレーナー、コーチング心理士の違い

メンタルコーチ、メンタルトレーナー、コーチング心理士の違いとは、クライアントに対して心理学的なアプローチの方法が決定的に違っています。

クライアント目的アプローチ方法
メンタルコーチ一般の人目標達成のために、クライアントの内面にある答えを引き出す対話を通して、深層心理に働きかけ、本当の願望などを言語化して、クライアントに気づきを与える
メンタルトレーナースポーツ選手やビジネスマン高いパフォーマンスを引き出すために必要な心理的スキルを高める心理スキルの苦手な部分を強化するために、メンタルトレーニングプログラムを作成し、指導する
コーチング心理士心理的な悩みを持った人心理的な課題を解決する対話を通して、クライアントに安心感を与えながら心理的課題を解決していく

メンタルコーチとは?

メンタルコーチは、コーチングと呼ばれるアプローチ方法を用いて、相手の中にある答えを引き出して、目標を達成に導く仕事をしています。

コーチングとは目標を達成するために、対話を通してクライエントの深層心理にアプローチし、内面にある課題や願望を明確化します。

課題や願望が言語化されることで、クライエントに目標達成するための気づきを与え、主体性を引き出しモチベーションを高めていきます。

例えば、営業が苦手な人がいるとして、コーチは対話を通して、その人が苦手とする要因に気づくことができるように、話を導きます。

相手が課題に気づくことで、営業に関しての主体性を高め、結果として営業成績を上げる仕事がメンタルコーチです。

メンタルトレーナーとは?

メンタルトレーナーは、スポーツ選手などに対して、心理面のスキルを向上させる役割を担っています。

メンタルトレーニングとは、ストレス耐性の向上など自分で心のコントロールを行う能力を高める訓練のことです。

メンタルトレーナーはアスリートが試合の中でプレッシャーに勝ち、最大限のパフォーマンスを発揮できるように、心理面での弱い部分を見つけ、メンタルトレーニングのプログラムを作成します。

クライアントがメンタルトレーニングを行う際にも指導を行い、心理面をコントロールできるようになることをサポートします。

コーチング心理士とは?

コーチング心理士とは心理カウンセラーと同義で、クライアントの悩みを聴き、解決できるようにサポートすることが仕事です。

アプローチ方法の基本は、クライアントの話を否定せず聴くことで、安心して話をしていいという環境を作ることです。カウンセリングの技法は数多く、カウンセラーとクライアントの相互作用で課題解決へ向かいます。

クライアントは、依存症やPTSDなど精神疾患を抱えている人もいます。

そのため、まずは安心して話ができる環境を用意することが大切です。

安心して話ができる場を提供することで、クライアントが話をしていき、悩みに対して見方を変えるような投げかけをするなどして、少しずつ悩みを軽減していきます。

カウンセリングとメンタルトレーニングとコーチングの違い

ここからは、カウンセリング、メンタルトレーニング、コーチングの違いを解説します。

それぞれ、心理的なアプローチの方法と主となるクライアントの違いがあります。

クライアントアプローチ方法
カウンセリング心に悩みを抱えた人精神疾患の方もいる安心して話ができる環境を作り、対話の中でクライアントが自身の悩みを見方が変わるようにアプローチする
メンタルトレーニングスポーツ選手やビジネスマンなど高いパフォーマンスが要求される人カウンセリングで心理面の課題を抽出する。クライアントに合ったメンタルトレーニングのプログラムを作成して、トレーニングを行う際は指導を行い、心理面のコントロールが出来るようにする
コーチング何らかの目標を達成したい人対話を通して、クライアントが自身の願望や課題に気づき、目標に対して主体的になれるようにサポートしていく。

メンタルトレーナーと心理カウンセラーの違い

このように、カウンセリング、コーチング、メンタルトレーニングの違いがあります。

が、コーチングとカウンセリングは対話を主としているところが共通点であり、心理学的技法も似ている部分があります。

メンタルトレーナークライアントのパフォーマンスを高めるために、課題を抽出して、メンタルトレーニングプログラムを作成する。クライアントにプログラムを提供し、実施する際はアドバイスを行うなど指導を行う
心理カウンセラークライアントが安心して、話ができる環境を作る。対話を重ねていく中でクライアントが自身の悩みの原因に気づき、見方を変えることができるようにサポートする。

メンタルコーチに向いている人は?

メンタルコーチに向いている人は聞き上手な人です。

話し上手な人が向いているのではと思われるかもしれませんが、一番大切なことは、心の中にある答えを引き出すことにあります。

的確な質問ができる、コミュニケーション力が必要となります。

  • 他者理解ができる
  • 支援することに喜びを感じられる
  • 問題解決能力がある
  • 心理学の知識に理解が深い

以上の要素も、メンタルコーチに必要な能力です。

メンタルコーチは話を聞くことで、クライアントの中にある答えに近づこうとします。

例えば、少しネガティブな話が出てきた際に、深掘りする質問を投げかけて、クライアントの反応を見ながら、答えを引き出していきます。

クライアントが自身の葛藤に気づくことで、葛藤から解放されて主体性を取り戻すことができます。

メンタルコーチとメンタルトレーナーのそれぞれの年収

メンタルコーチとメンタルトレーナーの年収は、どちらもまとまった統計がありません。

平均的年収稼いでいる人
メンタルコーチ300万円~500万円1000万円以上稼いでいる人は多少存在する
メンタルトレーナー300万円~500万円フリーランスで稼いでいる人は存在するが具体的な数値根拠はない

メンタルコーチになるためには費用はどれくらいかかる?

おおむねの目安としては、心理学の基本的な学びの講座で5万円。

本格的にメンタルコーチを養成する講座ですと20万~45万円程度といったところが相場となっています。

ですが、本格的なメンタルコーチを目指すのであれば、基礎コースだけでは物足りません。

是非、メンタルコーチを養成するコースを受講して、深く、実践的に学ぶことがおすすめです。

本格的に学ぶのであれば20万円以上は必要ですが、今後の需要を踏まえると損はない金額ではないでしょうか。

メンタルコーチの年収

平均的なメンタルコーチングを専門的に取り入れている企業で300万円~500万円程度です。

ただ、わずかとはいえ、1000万円以上稼いでいるという人もいます。

業界の先駆的な人や専門性に特化して稼いでいる人は存在します。

近年、ココナラで個人がスキルをインターネットで販売できるようになり、メンタルコーチングも販売できるようになりました。

また、コーチングに関するビジネスを展開する企業も増えてきています。

今後、メンタルコーチの年収はやり方次第で大きく伸ばすことができるといえます。

メンタルトレーナーの年収

メンタルトレーナーは勤務先および働き方によって年収に大きな違いがあります。

一般的には300万円程度とされていますが、業務内容や経験などによって大きな差があります。

フリーで働くトレーナーの場合、契約先や契約数などにより年収に大きな差があり、専門性を活かして多くの契約を持つトレーナーもいます。

近年、メンタルがパフォーマンスに大きな影響を与えることが認知され、一般の方でもメンタルトレーニングに関心を持つようになっています。

今後はメンタルトレーナーの収入も上がっていく機会が増えてきているのではないでしょうか。

メンタルコーチとメンタルトレーナーの有名人は?

メンタルコーチとメンタルトレーナーで有名な人はそれぞれ3名います。

メンタルトレーナーはスポーツの世界と密接に関わっているため、オリンピックの有名アスリートのメンタルトレーナーをした方などが有名です。

一方メンタルコーチは、それぞれの課題に気付けるようにコミュニケーションをとるため、テレビ出演などで有名な人は少ないのが現状です。

次にメンタルコーチとメンタルトレーナーの有名人を紹介します。

メンタルコーチの有名人

メンタルコーチの有名人は以下の3名です。

苫米地英人氏オウム真理教の信者への洗脳を解く仕事を国から引き受けて有名に。その後も脳機能や認知科学の研究に携わる。国際的に有名なルー・タイスと共同でTPIEと呼ばれる最新のコーチング理論を作った、
伊藤守氏日本人で初めて、国際コーチング連盟(ICF)から、マスター認定を受け、日本にコーチングを紹介しました。1997年に日本で最初のコーチ養成プログラムをスタートさせています。
野口嘉則氏ミリオンセラーとなった「鏡の法則」の著者。自身の対人恐怖症を大学時代に学んだ心理学と東洋思想の実践で克服。一旦、会社員としてスタートするが、後にメンタルコーチとして独立し、活躍しています。

メンタルトレーナーの有名人

メンタルトレーナーの有名人は以下の3名です。

高畑好秀氏数多くのプロスポーツ選手やオリンピック出場選手のメンタルトレーニングの指導を行っています。著書は80札を超え、現在はオリンピック協会や各競技団体や連盟の講演を通して、メンタルトレーニングの重要性を伝えています。
田中ウェルヴェ京氏ソウル五輪でシンクロ・デュエットで銅メダルを獲得。その後、アメリカで認知行動療法を学ぶ。帰国後、プロスポーツ選手からビジネスマンに至る多くの人のメンタルトレーナーとして活動しています。
荒木香織氏自身も陸上競技選手として活動していました。その後スポーツ心理学と出会い、メンタルトレーナーとして活動し、ラグビー日本代表のメンタルトレーナーを務めました。

メンタルトレーナーは国家資格があるの?

メンタルトレーナーには、国家資格は存在していません。

民間資格はあり、それを取得することでメンタルトレーナーへの道が開けてきます。

主な資格として

  • 日本メンタルトレーナー協会「メンタルトレーニング検定」
  • 日本能力開発推進協会「スポーツメンタルトレーナー」
  • 日本トレーナーズ協会「スポーツメンタルトレーナー」

これらの資格は通信教育で数か月で取得できますが、継続的に学習をしてスキルアップを図ることで収入アップも期待できます。

メンタルコーチの資格について

メンタルコーチも国家資格はなく、民間資格を取得して、メンタルコーチとなれます。

メンタルコーチの民間資格も多くあります。

おすすめの資格としては日本コミュニケーショントレーナー協会の講座を学ぶことで「メンタルコーチ1級」が取得できます。またさらに上級の講座も受講できます。

また日本NLP能力開発協会では、NLP養成コースを受講すると「米国NLP認定コーチ」を含む4つの資格が取得できます。

日本コミュニケーショントレーニング協会

日本コミュニケーショントレーナー協会は、内閣総理大臣認証NPOコミュニケーション能力開発認定の資格認定講座を開催している協会です。

Zoomを使用した、ライブ配信を行っており、受講しやすい講座となっています。

ステップ0から5まで講座が用意されており、心理学とコミュニケーションの基礎から、コーチングのトレーナーコースまで幅広く学べます。

科学的根拠に基づいた実践をベースとして、これまで多くの官公庁や企業などで講義されてきた研修をもとにして講座を構成しています。

この協会の特色は人を磨くところに大きな特徴があるといえます。

テクニックだけでなくコーチの人としての在り方こそが、コーチングの成功につながるということです。

日本NLP能力開発協会

日本NLP協会は、日本で唯一アメリカNLP協会から正式に認定を受けた、NLP認定コーチング®資格認定プログラムを実施している協会です。

NLP(神経言語プログラミング)の知見を活かしたコーチングを学ぶことができます。

NLPコーチングはクライアントの深層心理にアプローチ可能な数少ないテクニックの一つであり、効果が高いアプローチ方法です。

コーチングで失敗しやすい繰り返されるパターンに対して、深層心理に働きかけるNLPコーチングはとても有効です。

コーチングだけでなくビジネスでも活用できます。

また、受講する前にNLPコーチングを体験できる説明会も実施されており、オンラインで参加可能です。

メンタルコーチは正直なところ胡散臭い?

メンタルコーチは目標を持つ人やスキルアップしたい人にとって、非常に効果が期待できます。ですが、コーチ側、クライアント側の問題で効果に差が出てくることもあります。

コーチの力量が低いと、クライアントにとって不愉快なコーチングになることも見られます。

またクライアントがコーチングの意味を理解していないと効果を感じることなくマイナスのイメージを持つでしょう。

その結果、メンタルコーチは胡散臭いという評価が出てくることとなるのです。

まとめ

メンタルコーチは、目標を持った人やスキルアップを目指している人に対して、対話を通して、クライアントの中にある答えを導き出す仕事です。

メンタルコーチになるためには、日本コミュニケーショントレーナー協会や日本NLP能力開発協会の資格を取ることで、コーチとしての知識が得られます。

メンタルコーチの仕事は人間の深層心理に触れる仕事となるため、資格を取るだけでなく日々の実践を通して学び続け、成長する必要があります。

他者を支援することで喜びを感じ、クライアントと共に成長出来るやりがいのある仕事です。

この記事を最後まで読まれた方は是非メンタルコーチとして第一歩を踏み出してみませんか。

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