コーチングに資格は必要?おすすめ資格8選と費用と時間を解説

コーチングはビジネスや目標達成、スポーツなど幅広い分野で行われています。

コーチングをしているコーチになるためには、どのような勉強をしてどのような資格を取らなければならないのか、知らない人も多いのではないでしょうか?

この記事では、コーチになるためのおすすめの資格8選と費用と時間についても解説していきます。

目次

コーチになるために資格ってそもそも必要なの?

医師や弁護士と違いコーチに免許などの法律はないので、資格は必要ありません。

実は誰でもコーチを名乗り、活動することができます。スポーツのコーチに免許が必要ないのと一緒です。

ただし、コーチングを本格的に活用したい、あるいはコーチとして収入を稼ぐつもりなのであれば、資格は事実上必要となってきます。

資格の3種類とコーチの資格の位置付けについて

一言で資格と言いますが、国が認めたものから民間のものまで3種類あります。

種類認定母体
国家資格医師・弁護士
公的資格公益法人等簿記、英検
民間資格民間団体・企業等TOEIC・MOS

なお公的資格という分類は過去のもので、現在では民間資格に分類されています。

このうちコーチング資格は、国家資格ではなく「民間資格」の位置付けです。

特定の国家試験を通過しなくても名乗ることができるため、多くのコーチングスクールが独自資格を定めています。

資格を取得するためには、いずれかのコーチングスクールを卒業して資格認定をもらうことが必要です。

コーチングの資格が必要な人といらない人を比較

コーチングの資格が必要な人は主に副業や本業で使う人で、逆に補助的に役立てたいだけなら資格は必要ありません。

資格取得には数ヵ月~1年の学習と20万円~100万円の受講費が必要なので、コーチングを学ぶ目的次第で資格の要否を判断しましょう。

コーチング資格が必要な人:

  • コーチを副業や本業として収入を得る
  • 管理職でコーチング資格が求められる
  • コーチングや人材育成の会社に就職する

コーチング資格はいらない人:

  • 職場で部下の育成に取り入れたい
  • コンサルや士業など本業に取り入れたい
  • 子育てや友人の相談に活かしたい

判断のポイントとして「資格が収入に直結するか」で考えると良いでしょう。

コーチングの資格を取得することのメリット・デメリット

コーチングの資格取得は大きなスキルアップになりますが、時間と費用もかかるため慎重に検討することが大切です。

メリットデメリット
体系的に学習できる練習を積める自信と信頼が得られる長い学習期間がかかる高い受講費がかかる収入には直結しない

メリット・デメリットをそれぞれ解説します。

コーチングの資格を取得することのメリット

コーチングの資格を取得するメリットには以下のようなものがあります。

  • 学習と練習でスキルを深く学べる
  • 他の生徒と練習や相談ができる
  • コーチング実践に自信がつく
  • クライアントの信頼を得やすい

資格を取得する課程で体系的なスキルが向上し、大きなキャリアアップにつながるでしょう。

特にコーチングセッションの練習を積んできたことが、実際にコーチングを行う際の自信となる点は大きいでしょう。

またスクールを通じて他の受講生や先輩コーチと知り合い、人脈が広がります。情報交換や相談の機会を得られることも、コーチにとって貴重な支えとなるでしょう。

コーチングの資格を取得することのデメリット

資格取得にはデメリットや限界があることも理解しておきましょう。

  • 数ヵ月~1年の学習期間がかかる
  • 20万円~100万円の受講費がかかる
  • 資格だけで集客できる訳ではない

せっかく長い期間と高いお金を使って資格を取得しても、成果が確約されているわけではないのは残念なところです。

実際、多くのスクール卒業生がコーチとして充分に稼げているわけではなく、多くが報酬を安価にしたり、顧客を充分に集められなかったりして苦労するといいます。

最終的には資格という表面的なものではなく、積み上げた実績こそが評価される点をあらかじめわきまえておきましょう。

ユーキャンではコーチングの資格が取れないので注意?

身近な資格スクールとして大手のユーキャンが有名ですが、ユーキャンでコーチング資格は取得できません。

確かにユーキャン講座資料の一覧には『コーチ養成研修』がありますが、法人向けの1日集合研修であり、いわゆるコーチングスクールではありません。

他にもeラーニングの『人財育成(コーチング)講座』もありますが、動画とセルフテストによる学習のみで、コーチングセッションの練習や資格取得はできません。

残念ですがユーキャンでコーチング資格は取得できないので注意しましょう。

コーチングの資格を安く取るために必要なことは?

資格取得の費用を安く済ませるポイントは3つあります。

  1. 受講費が安いスクールを選ぶ
  2. 国際コーチ連盟認定資格は見送る
  3. パッケージコースを選ぶ

まず1つ目として、スクール受講費は各校によってピンキリで、20万円程度から100万円を超える所まであります。

予算に合ったスクールを選ぶのが第一です。

2つ目に、権威性の高い国際コーチ連盟認定資格が必要なければ、スクール独自の認定資格を選択しましょう。

3つ目に、入門から資格取得まで全科目パックになっていて割引されるコースを選ぶ事です。

費用は賢く抑えながら資格取得を目指しましょう。

コーチングの資格の種類とおすすめについて

コーチングの資格は色々ありますが一体どれを選べば良いのでしょうか?

資格を大きく分けると2つに分類できます。

  1. 国際コーチ連盟認定資格
  2. 各スクールが独自に定めた資格

多くのコーチングスクールが独自資格を定めていますが、国際コーチ連盟による認定資格が最も権威性が高いものとなり、学習期間や費用も大きくなります。

企業研修やハイクラス人材のように、コーチに高い権威性を求めるクライアントが相手なら国際コーチ連盟認定資格を目指すべきですが、そうでなければスクールの独自資格でも良いでしょう。

国際コーチ連盟認定資格

(引用元:国際コーチング連盟 日本支部

コーチングの資格として最も信頼されているのは国際コーチ連盟(ICF)による認定資格です。

国際コーチ連盟は2024年2月現在、世界166カ国で約6万人の会員が所属する、コーチング業界最大級の非営利団体になります。

国際コーチ連盟認定資格の取得のためには、他のスクール独自資格より厳しい基準のクリアが必要です。

基本的には、国際コーチ連盟が認定したスクールで認定プログラムを修了した上で、所定のコーチングセッション経験が必要など、高い難易度が求められます。

国際コーチ連盟認定資格は、国際水準で認められた能力が高いコーチとしての証明です。

企業研修やハイクラス人材のように、コーチの権威性を強く求めるクライアントを相手にする場合に取得を推奨します。

ACC

アソシエイト・サーティファイド・コーチ(ACC)資格は、国際コーチ連盟認定資格の基礎として最初に目指すものとなります。

一定の経験を積んだ証明として、プロの仲間入りをした事を表す資格です。

資格を取得するためには、60時間以上のコーチング教育・100時間以上のコーチング経験・認定試験など複数の必修基準をクリアする必要があります。

特に100時間のコーチングセッション経験は高いハードルで、必要期間は1年半から3年間が目安です。

PCC

プロフェショナル・サーティファイド・コーチ(PCC)資格は、ACC資格の上位資格となります。

PCC資格保有者は、実績が豊かであり、プロとしての期待に応える水準だと表す上級資格です。

資格を取得するためには、125時間以上のコーチング教育・500時間以上のコーチング経験など、ACCより高い基準をクリアする必要があります。

特に500時間のコーチングセッション経験を積むのに必要な期間は、3年間から5年間が目安です。

MCC

マスター・サーティファイド・コーチ(MCC)資格はPCCよりさらに熟練の経験者だと表す最上位の資格です。

PCCを保有した上でさらに、200時間以上のコーチング教育・2,500時間以上のコーチング経験など非常に豊富な実績が必要となります。

MCC取得には5年から10年はかかると言われており、日本においては国際コーチ連盟認定資格保有者のうち6%にあたる約70人(2024年2月現在)しかいない、希少な資格です。

日本で一番有名なコーチングの資格

日本においては、公的団体が作っている資格として以下の3つが挙げられます。

  • 日本コーチ連盟認定コーチ
  • 生涯学習開発財団認定コーチ資格
  • 日本技能開発協会コーチングプロフェッショナル認定資格

しかし国際コーチ連盟以外の資格は、基本的に各スクール・団体が独自に定めたもので、客観的に優劣を判断できません。スクールの内容や受講費も全く異なります。

そのため日本においても権威性があり信頼される資格は、国際コーチ連盟(ICF)の認定資格であることに変わりないのが実情です。

次に紹介する日本コーチ連盟は有名ですが、実際プロコーチの人々が掲げている国際認定以外の資格は様々です。

日本コーチ連盟認定のコーチ資格

(引用元:日本一般社団法人日本コーチ連盟

日本コーチ連盟は、コーチングの普及・発展を目的とした団体で、連盟が運営するコーチングスクールで『日本コーチ連盟認定コーチ』資格を取得できます。

日本コーチ連盟では、何十人何百時間をかけてコーチングを習得する「米国式」ではなく、「基本型」を身につけ効率的かつ正確に学習する「日本式」のコーチングを打ち出しています。

受講コース期間受講料(税込)
基礎コース応用コース3ヵ月(45時間)3ヵ月(48時間)280,500円
専科心理専修プログラム初球2ヵ月(38.5時間)104,500円
合計385,000円

なお日本コーチ連盟は国際コーチ連盟とは別団体ですのでご注意ください。日本コーチ連盟で国際コーチ連盟認定資格は取得できません。

日本一般社団法人日本コーチ連盟

ビジネスコーチングについて

ビジネスコーチングとは、ビジネスパーソンや企業組織のパフォーマンスアップや目標達成にフォーカスしたコーチングです。

本来コーチングは仕事上の内容に限ったものではありませんが、目標設定・行動計画・進捗管理といったビジネス特有のポイントを理解して専門性を高めれば、ビジネスパーソンの成長を効果的に後押ししやすくなります。

そのためコーチング資格を目指すならビジネスコーチングについても深く学べるスクールがオススメです。

特に企業研修やハイクラス人材を相手にする場合は、国際コーチ連盟認定資格を取得できるスクールを選ぶと良いでしょう。

以下、代表的なスクールを4つ紹介しますので、必要な期間や費用を比較してみて下さい。

銀座コーチングスクール(GCS)

(引用元:銀座コーチングスクール

銀座コーチングスクール(GCS)は実績20年以上の国際コーチ連盟(ICF)認定校です。

目指すレベル別にコースがあり、オンライン・対面全国40箇所と幅広い地域で受講できます。

コース期間受講費(税込み)
レギュラーコース(GCSコーチ認定資格)クラス40時間セッション4回244,200円
国際資格取得コース(GCSコーチ認定資格含む)クラス60時間セッション5回609,400円
国際資格取得プロフェッショナルコースクラス122時間セッション5回1,027,400円

セッション練習は少ないですが、受講生コミュニティで相互練習が可能です。

レギュラークラスを修了して後から実績を積み、国際資格へ移行する方法もあります。

まずは『GCSコーチ認定資格』を取得して、短期間・低コストでコーチを始められるのが銀座コーチングスクールの魅力です。

銀座コーチングスクール

東京コーチング協会(TCA)

(引用元:東京コーチング協会

東京コーチング協会(TCA)は、コーチングの普及と発展を目的にされた国際コーチ連盟(ICF)認定校です。

受講方法はオンラインで、平日夜や休日にも開催されており、振替もできるので受講しやすい利点があります。

コース期間受講費(税込み)
エッセンシャル(TCAAC・ACC)60時間(20回)429,000円
エキスパート42時間(7回)415,800円
エクセレンス25時間(4回)302,500円

セッション練習は、毎月開催される勉強会や受講者コミュニティで積むことができます。

エッセンシャルコース修了に加えて100時間のコーチング実績などをクリアすると、TCA独自認定資格『TCAAC』を取得可能です。

さらに国際コーチ連盟認定ACC資格を筆記試験だけで取得できます。

東京コーチング協会

コーチ・エィ アカデミア

(引用元:コーチ・エィ アカデミア

コーチ・エィ アカデミアは日本初の国際コーチ連盟(ICF)認定校です。

ビジネスコーチング特化のスクールで、コーチングをマネジメントに役立てる方法について、学びと職場での実践を1年〜1年半かけて継続的に繰り返す長期的カリキュラムになっています。

平日の朝昼夜にオンライン受講できるため、働きながらでも受講しやすいのが利点です。

コース期間受講費(税込み)
リーダー向けコース12ヵ月間(80クラス)セッション30分×10回1,100,000円
プレミアムコース18ヵ月間(120クラス)セッション30分×20回1,650,000円

リーダー向けコースを修了すると、『生涯学習開発財団認定コーチ』の資格を受験できます。

またプレミアムコースを受講し、修了認定試験に合格すると国際コーチ連盟認定ACC資格を筆記試験だけで取得可能です。

コーチ・エィ アカデミア

CTI JAPAN

(引用元:CTI JAPAN

国際的スクールとして有名なのが国際コーチ連盟(ICF)認定校のCTIです。

コース期間受講費(税込み)
基礎/応用/上級コース基礎:2.5日応用:12日上級:6ヵ月1,595,000円

受講方法は基礎・応用はオンライン/対面両方可ですが、上級はオンライン受講のみです。

受講費は高額ですが、6ヵ月に及ぶ上級コースでは充実したコーチング経験を積むことができます。

  • 13回のグループワーク
  • グループ/個人セッション練習
  • プロコーチによるフィードバック
  • 100時間のコーチングの実践

修了するとCTI独自認定資格の『CPCC』を取得でき、さらに国際コーチ連盟認定ACC資格を筆記試験だけで取得可能です。

CTI JAPAN

その他のコーチングの資格について

ビジネスコーチング以外の分野で、例えば人間関係や人生設計などをテーマにしたものは「ライフコーチング」と呼ばれることがあります。

他にも、特定の理論を活用した、あるいは特定の領域に特化した資格もあります。

基本的なコーチングスキルを学んだ後、難しい問題を抱えたクライアントに対応するために、補助的なツールとして別の資格を取得するのも良いでしょう。

以下では代表例として4つのコーチング資格を紹介します。

NLPコーチング資格

NLP(神経言語プログラミング)は、脳の仕組みや無意識への働きかけを扱う心理学です。

コーチングの現場では、クライアントも自覚していない深層心理(コンプレックスやトラウマなど)で行き詰まってしまうことがあります。

NLP-JAPAN ラーニング・センターでは、NLPを活用して深層心理にアプローチし、無意識レベルからポジティブな変化を起こす「NLPコーチング」を学ぶことができます。

コース期間受講費(税込み)
NLPプロフェッショナルコーチ認定コース10日間477,400円
NLP上級プロフェッショナルコーチ認定コース12日間644,600円
ベーシック・上級一括22日間915,200円

NLPコーチングは特定分野に特化したものではなく、NLPを活用してコーチングの成果を出しやすくするための資格です。

NLP-JAPAN ラーニング・センター

メンタルコーチングの資格

メンタルコーチングとは、感情に左右されやすく行動に踏み出せないクライアントの心の基盤を整えるコーチングです。

非営利団体のNPO法人ヘルスコーチ・ジャパンでは、メンタルコーチングを含んだコースをリーズナブルな受講費で受講できます。

コース期間受講費(税込み)
コーチングスキル完全マスターコースL1最短5ヵ月最長3年まで再受講可418,000円

オンライン受講で毎月開講しているうえ、再受講も3年間し放題といったサポートも魅力です。

コース修了で『ヘルスコーチ・ジャパン認定資格』を取得でき、さらに100時間のセッション実績を積めば国際コーチ連盟認定資格ACCの申請も可能になります。

NPO法人ヘルスコーチ・ジャパン

スポーツとコーチング

コーチングはスポーツ選手のパフォーマンスを高める手法としても活用されています。

スポーツコーチングでは、従来型の指導法とは異なり一方向の指示はしません。

コーチは選手と対等な関係で接し、選手自ら考え行動するのをサポートするのが特徴です。

スポーツコーチングの資格を取得するなら、日本スポーツ協会(JSPO)のオンライン講座で『公認スポーツ指導者』の資格が取得可能です。

コース期間受講費(税込み)
公認スポーツコーチングリーダー養成講習会45時間受講料:18,040円基本登録料(4年間):10,000円初期登録手数料:3,300円

コース内容は学習・テスト・レポート課題提出となっており、コーチングセッションの練習はない点には留意してください。

公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)

子育てとコーチング

コーチングは子育てに取り入れると、親子のコミュニケーションがスムーズになり、子どもの自発的な成長を促すことができます。

なぜならコーチングは相手を尊重し、自発的な成長をサポートする姿勢であるからです。

子どもは親から認められて安心し、自己肯定感や自主性を育むことができます。親自身も「自分が教育しなければ」という考えから抜け出し、子育てが自然と楽になっていくでしょう。

子育てに特化している日本キッズコーチング協会では、オンライン講座で資格を取得可能です。

コース期間受講費(税込み)
キッズコーチングアドバイザー(KCA)6時間49,500円
キッズコーチングマスターアドバイザー(KCM)12時間82,500円

資格取得後も勉強会や相談会に無料参加できるなど、サポート面も安心です。

一般財団法人日本キッズコーチング協会

コーチング資格と独学について

コーチング資格は取りたくても、受講費の高さに驚いてしまい、独学で取得できないかと考える方もいるのではないでしょうか?

しかし、あいにくですが独学での取得は諦めた方がよいでしょう。

コーチングはスポーツと同じで、コーチングセッションの実技練習が必須です。独学では机上の知識しか身につけられず、重要な実技習得が抜けてしまいます。

そもそも、スクールを受講して卒業しないと、資格認定してもらうこともできません。

残念ですが、独学でのコーチング資格取得は無理だと理解しましょう。

まとめ

こちらの記事ではコーチになるためのおすすめの資格8選、そして費用と時間について紹介しました。

資格の取得にはそれなりの費用と時間を投じる必要があります。

そのため目指すコーチングを明確にして、目的に合ったスクールと資格を探してみることが大切です。

もしいきなりスクールに申し込むのがためらわれるなら、スクールの体験会参加や資料取り寄せから始めてみるのがオススメです。

コーチングは自分や周囲の人を幸せにしてくれる心強い技術です。コーチングで人をサポートして得られる喜びは、あなたの人生をより豊かにしてくれるでしょう。

ぜひ、あなたが目指すコーチングを身につけてください!

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